メンバーシッププラグイン

クライアントのリクエストで、メンバーシッププラグインを2つ設定しました。

一つは、有料のメンバープレス、もう一つは無料のWP-Membersです。
前者では、毎月定額の会費が決済される会員制サイト、後者では料金決済のない会員制サイトで使いました。

MemberPress

有料だからなのか、ドキュメント周り、インストラクション周りが充実しており、特に問題なくセットアップできました。

ワードプレスのログインフィールド(ユーザー名、Eメール、パスワード)に加え、ユーザーの姓名、住所が基本フィールドで、追加でいくつかのフィールドを追加することはできます。

2020年11月現在、日本語のmoファイルを作ることで、日本語対応となりますが、プラグインの更新の度に、再アップロードが必要になります。
フィールドの並びは、言語によって変えることは想定しておらず、基本欧米型の並び順で、番地、市区町村、都道府県、国の順に並んでいます。今回はCSSで日本で一般的な並びに変更しました。
国のリストから、日本国を選択すると、都道府県を選択できる様になります(翻訳は必要です)。郵便番号からの住所自動入力には対応していません。
国のリストは世界各国が登録されているため、日本を選ぶのは大変です。あらかじめ、表示される国を絞っておくのがいいでしょう。

全てのポスト、特定のカテゴリー、前フォーラム、下位のページなどルールを作ってコンテンツの制限を行います。

Paypal、Stripeなどの支払いに対応しており、カードで毎月定額を引き落とす様な使い方に適しています。
まず、メンバーシッププラン(購読プラン)を作るのが、特徴的です。
MailChimpとの統合も簡単で、メンバープレスから取り込んだコンタクト先に対して、ニュースレター等を送る流れが、簡単に構築できます。

MemberPress
https://memberpress.com

年間$249~

WP-members

決済が発生しないタイプのメンバーサイトだと、WP-membersで十分かもしれません。

コンテンツごとにユーザー基本的に日本語に対応しており、セットアップ自体も特に問題なく終了します。

フィールドは、memberpressと似た感じですが、フィールドの並べ替えが簡単なので、そこはメンバープレスより設定しやすいかもしれません。

コンテンツの制限は、ページ、ポストなど大きなタイプで制限をかけ、細かく個別ページ、ポストで設定する形です。

有料プラグインを購入することで、MailChimpと繋げり、Paypalと繋げて定期購読の処理ができる様です。

WP-members
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-members/

使い途に応じて使い分け

使ってみた感じ、MemberPressの方が完成度が高く、使い勝手が良い印象です。 ネックは日本語対応の部分ですが、ある程度手間をかければ、特に問題のないレベルになります。 オンラインペイメントの統合もしっかりしていたので、月額講読料を支払うオンラインサロンでは、メンバープレスを使いたいです。

WP-membersの方は、少しドキュメントが弱く、デザイン的にも少し古い感じ(その分融通が効くとも言えます) ペイパルを使って定期購読もできる様ですが、オンラインドキュメントを読む限りでは、設定で苦労しそうな印象です。

今後も用途に応じて使い分けることになると思います。

メンバーシップサイトの構築については、お気軽にお問い合わせください。